ダニは快適な生活を脅かす存在であり、私たちは常に対策を求められます。
できればダニのいない生活を送りたいですよね!
今回は「【決定版】ダニを徹底駆除!大量に発生させないコツ」についてまとめてみました。
ダニ対策で大事なのは「湿度」
ダニの繁殖しやすい環境
ダニはどんな家にも住み着いており、根絶させることは不可能と言ってもいいでしょう。
ただしダニをそのまま放置すると繁殖を続けて大量発生し、アレルギーの原因となって喘息や皮膚炎などを引き起こすこともあります。根絶することは不可能ですが、低減させることによって被害を最小限に抑えることができます。
ダニは温度25〜30℃、湿度60〜85%という条件下で最も繁殖しやすいとされています。またダニのエサとなる人間のフケや垢、食べかすがあればあっという間にダニは繁殖してしまいます。
特に大切なのが湿度
殆どのダニは湿度55%以下になると、生きていくことができなくなります。
ダニは2〜3か月の寿命の間に50〜100個以上の卵を産むほどの繁殖力を持ちます。そのため常にダニの住みにくい環境を作ることを心掛ける必要があります。
特にカーペットを敷いている部屋は湿度が高くなりやすいため、ダニの温床になりがちです。
空気が動かなくなると湿度は上昇しますので、こまめに換気をして室内を乾燥させるようにしてダニの住みづらい環境を作りましょう。
小麦粉など粉モノに注意
小麦粉にダニが?意外な場所でダニは繁殖する
ダニが繁殖する場所として、布団やカーペットなどが第一に挙げられると思いますが、実は台所でもダニが大繁殖してしまう可能性があります。
開封した小麦粉などをクリップや輪ゴムで軽く止めて食品棚に保存しているケースを見受けることが多々ありますが、このような環境下にある粉モノはダニが大量発生している可能性があるため、最悪の場合アナフィラキシーショックを引き起こすこともあり大変危険です。
小麦粉に発生するダニはヒョウダニとコナダニですが、一度小麦粉に入り込むと1〜2日の間に大量発生してしまいます。
またダニは小麦粉よりもお好み焼き粉やホットケーキミックスなどにより好んで繁殖します。小麦粉だけでなくカツオブシや干しシイタケ、干しエビなども狙われることがあるので、粉モノだけでなく乾燥食品全てに注意が必要です。
粉モノの保管方法
ダニは非常に小さいため、小麦粉の中にダニが混入しても見分けがつかないことが多いのですが、大量に発生すると小麦粉の中で蠢いていたり、粉の外にダニが白い粉を吹いたりするのが見えることもあります。
また小麦粉の色が薄い肌色に変色してしまうこともあります。このような場合は使用するのをやめて速やかに廃棄しましょう。また周囲にある食品や食品庫にもダニが移り住んでいる可能性があるためすぐに清掃します。
粉モノや乾燥食品は、一度開封したらすぐに使い切るか、しっかりと封をして冷蔵庫で保管するようにしましょう。
ダニを徹底駆除する方法は?
布団から徹底的に駆除したい
家の中でも最もダニが発生しやすい場所と言えば、布団です。人間の体温によって適度な温度に暖まり、人間の汗によって適度な湿度に保たれ、人間の皮膚や垢によって豊富なエサを提供された布団は、まさにダニにとっては天国とも呼べる環境です。
まずは布団乾燥器で布団の温度を上げ、湿度を下げてダニを死滅させます。次にダニの死骸や糞を掃除機でゆっくりと吸い込み除去します。
ダニを死滅させないで掃除機をかけると、生きたダニが布団の繊維にしがみついて残ってしまいますので、必ず死滅させてから掃除機で吸うようにしましょう。
布団を丸洗いすれば簡単に除去できると思われがちですが、実はダニは水攻めにあっても生き残るものもいるため死滅させることは難しくなります。
部屋ごと駆除したい
畳やカーペット、ぬいぐるみなどあらゆるものを一斉に駆除したい場合は、空間処理剤を使用しましょう。
燻煙型の殺虫剤であればダニはもちろんその他の害虫も退治することができます。効き目重視のタイプや水を使用する体に優しいタイプなど様々な商品が揃っています。
まとめ
ダニの駆除についてまとめてみました。ダニ対策は少し面倒な部分もあるかもしれませんが、健康のことを考えるとやはりきちんと対策しておきたいものです。
快適な生活を邪魔されないためにも、普段からダニ対策をしっかりと行うようにしましょう。
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